企業法務プロジェクト による経営改善 『P2M』 〜経済産業省の指針〜

『 企業は人なり 』という言葉を、紹介させていただきましたが、

その言葉は、会社の成長されていく過程にも同じくあてはまってきます。 

 

 

 

幼年期、成年期、円熟期、と 人が人生を歩んでいくのと同様に

企業・会社も同じように成長の道のりを歩んでいきます。

 

明るい健やかな成長がよいですね。

 

 

 

 

近年、注目されているマネジメントにP2M(Project and Program Management)があります。

なんだか難しい内容に聞こえますが、トータル的な連動コーディネイトということになるかと思います。

 

企業法務としての顧問契約の際の、まず第一の重要な視点、『公的な側面民間の部分バランス感覚』の話をお伝えさせていただきましたが、その内容をトータル的に企業全体に響くような工夫や企業体質の改善や発展につなげていく。と理解していただいたらよいかと思います。

 

通常の企業法務は、企業法務の作業のみで完結してしまうケースが多いと思われます。

具体的には、株主総会や取締役会の手続き的な段取り、契約書面のチェック、債権回収の対処、マニュアル作成重視のコンプライアンス、反社会的勢力関係の調査業務(反社チェック) 等々の作業の比率がほとんどを占めるケースが多いようです。

とても大切な部分ではありますが、その企業すべてに響いていくような工夫やアイデアといったものはあまり感じとられません。あくまでも、法務部のアウトソーシング的なものです。

 

 

個人的に感じますのは、企業法務(特に中小企業のおける)の急所の部分は、

『社内への法教育』

       (現場目線・家庭目線・アカデミック目線)

 

 『役員のお立場での法感覚の会得』

       公的側面と民間の部分のバランス感覚の会得)

        法的思考感覚の会得

            会社定款∽法令∽憲法∽憲法歴史∽日本の歴史∽世界の歴史)

 の部分であると感じます。

 

ここの意識が企業の隅々まで響いて入っていかれるまでには、経験値上ですが、おおよそ3年〜5年程度の月日が必要と感じます。

このような感覚は、後天的な感覚の会得になりますので、一朝一夕には身に付きません。国家資格者の資格試験の平均勉強時間等を思い浮かべて頂いたらわかられるかと思います。

 

 

 

 目的は、資格試験クリアーではありませんので、誰しもが身に付けることができる感覚(或いは、元々備わって眠っている感覚)であると感じます。資格試験勉強ではありませんので、その作業に必要以上の根性が必要であるとか、苦しいのをがまんしながら結果が出るまでやり続ける、という色合いはほとんどありません。

最低限の知識を会得される部分については、そのようなスタンスも必要かもしれませんが、ほとんどの場合、気づき閃きクリアーな目線階層的なフィルターをだんだんと手に入れられていくステップですから、喜びや発見、開眼される感覚のほうが大きいとお見受けします。

 

 

 

 結果として、世の中や法的なシステム、その下地になる経済の流れ、その土台に地層の様に積み重なってきた、日本や国際の歴史の流れ、等々がとてもスッキリと捉えることができるようになってこられます。

 

 

 

 

また、その中で新しい気づきやアイデアがたくさん響いて出てこられる様になられると、公私ともに活動的になっていかれる事実は人というものの素晴らしさを感じさせていただくのは嬉しい限りです。

 

企業法務というものに向き合われるのならば、このような感覚の会得を経営者サイドだけでなく、従業員さん一人一人まで身に付けてしまう。それが結果として、後々のその企業様の、日本の未来の、次世代や次々世代の方がにとられて、大きなプラスのベクトルになっていかれるのが一番いい。

企業法務を会社のプロジェクトとしてとらえてしまう方が、世の中への効果が大きい。

個人的な率直な意見です。

 

 

 

 

そして、もう一つ重要な目線があります。

それは、各方々(経営者の方、役員の方、従業員の方)のもっておられる感覚の部分です。

『企業は人なり』という言葉がありますが、この言葉そのままの意味に繋がるかとも思います。

 

 

企業(会社)=人の身体 としてその企業を見渡してみた際に、

 頭脳が身体から分離していないか

 身体に任せられる部分は身体に任せているのか

 手、足、筋肉、筋膜、骨格による複合バランスが取れているのか

 

 

少々マニアックな表現になってしまったかもしれませんが、

 要は 身体がリラックスしていて、いい意味で力が抜けて柔和なあたたかい感覚 の状態

 に、企業(∽国、地域行政、他の企業、地域社会、家庭)がなっている。

そう理解されれば、とてもわかりよいかと思います。

 

健やかで明るい自然体の身体=理想の企業の姿 ともいえるかもしれません。

 

 

 

従来の日本の経営システムは、多くは管理型マネジメントです。直観的・単眼的・直進的が大きな特徴でしょう。

 

世の中全体の景気が元気に盛り上がっている状況においては、このマネジメントは大きな力を発揮してきています。

しかしながら、景気が下がってきている現在、このマネジメントでは八方塞がりの状況にハマりこむ結果も多いようです。

 

 

 

企業を身体で捉えてみれば、

頭で身体を全部制御しようとしている、

パーツパーツの継ぎ目(肩、腰、首、背中)が緊張してしまっている、

筋膜にいたっては癒着なりねじれたまま固定化している。

そんな身体(=企業)です。

 

 

闇雲に動き回っても、なかなか結果に結びつきづらい、現況の不況下においては、

経営者の立場であられる方が、このような身体の感覚を抱えてしまっておられれば、

そもそもこのような状況や事態に太刀打ちできるはずもなく、

余計に委縮・緊張を抱え不安が増大していくってしまうのかとも感じます。

 

教科書的な表現をするとすると、具体的には、

 熾烈な市場競争において結果を出し続けていく事、

 地域経済の不振による地域においても実のある根をはっていく事、

 少子高齢化による労働人口の低下による中でも有能な若手を雇用する育成していく事、

 日本の国自体の巨額赤字財政からくる、税制上、行政システムの圧力負荷値に対応する事、

 事業の世界化の波において、自社事業の市場からの遊離や空転を防ぐ事  etc.

 

等々を、上記の管理型マネジメントでさばいていくと想像するとどうでしょうか・・・。

分析や打開策を検討していけばいくほど、さらなる緊張や委縮、不安を呼び寄せます。

専門家に聞けば聞くほど、余計訳が分からなくなる、そんな状態です。

 

 

 

本試合で上がってしまった選手のようなものです。

身体の内面の意識が飛んでしまっていて、雰囲気にのまれる、テンパってしまって外の世界との接点を見失ってしまっている。

全てが疑心暗鬼に見えてくる、考える事みな先案じで悪い想定ばかりが先走ってしまう・・・。

会社がまさにそのような状態に陥っているととらえるとわかりよいかもしれません。

 

 

 

 

そんな、『身体中が緊張・委縮・分離してしまっている』感のある日本という国において、面白い試みがなされています。

経済産業省が、委託事業として3年間のリサーチを経て2001年に発行されたものがあります。

日本発の『プロジェクト&プログラムマネジメント標準ガイドブック』です。そこには、日本が元気を取り戻すための一つのコンサルティング上の工夫の叡知が詰まっています。

 

 

相当なレベルの方々の研究部隊が、世界各国の先進的なプロジェクトマネジメントの研究結果に、

モノづくり日本のユニークなマネジメント手法を融合したもです。

米国型トップダウンの強力な推進力に対抗する方法は、日本ではP2Mによるミドルアップダウンしかない

という表現 (「IT分野へのP2M活用研究WG」主査 近藤洋司氏)はとても奥の深い表現です。

このミドルアップダウンの「ミドル」には、「中小企業」が正にあてはまるかとも思います。

 

そして、トータルの方向性は、まさに『日本の競争力強化を支援する』になっています。

日本の国における企業であれば、すべてがあてはまる方向性でしょう。

「経済産業省の指針」=「日本の指針」ですから、こんなに心強い指針はないかと思います。 

 

 

「では、P2Mを使って何をするのか?」という質問がありますが、

個人的には、「まず、企業として今の現状のありのままの把握。と 企業としてのありたいべき姿 把握。」という回答をお伝えしています。「見える化」という言葉でも表現されています。(P2M概要 「PMAJ」HPより)

 

 

これは、身体感覚を変えていかれる際も全く同じくあてはまってしまうのは、大変面白いところです。

『今のありのままの感覚の把握』 と 『こうなりたいという理想の感覚の姿』 の自覚が入ると、

そこのパーツの身体感覚は一気に跳ね上がります。

なぜなら、ありのままとありたい姿の把握で、把握前に比べると答えはすでに半分見えているからです。

(例えば 鎖骨の骨格及び周辺筋肉群のリアルな視覚・筋膜解放感覚の把握 の継続

   による 猫背の解消や肩周辺域の重力感覚の復活と思考バランスの変化 等々 

     正に 鎖骨の骨格の「見える化」です ) 

あくまで趣味の部分からの視点ですが、P2Mの有用・汎用性を示す一つ証拠にもなるかもしれません。

 

 

このP2Mの他に、経営法務コンサルティングの際、有用な道具としていろいろなものがあります。

TOC(Theory of Constratints:制約条件の理論)やBSC(バランススコアカード)、

PBSC(P2M+BSC) 等々  

ツボを押さえて活用することができれば、どれも有用です。

 

 

顧問先企業様の経営者の方々につきましても、業種は様々になられますが、バランス感覚の会得なり、会社のシステムの再構築をされていかれるなかで、

当初は平面的直線的な見通しであったものが、立体的共鳴的な展望に変わっていかれるようです。

 

世の中の仕組みに大きくリンクしていかれる事で、当初の中々解決できなかった部分の解決が自然と達成されていかれておられるに感じます。

 

 

一つ一つの実行の積み重ねが、将来の大きな土台になっていかれると感じます。

大きなしっかりとされた土台には、素晴らしいものが自然とできあがってきます。

 

日本の大きな道筋の中において、一つ一つの企業様が発展につながっていかれる事を願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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